キャットフードに含まれる「ビートパルプ」が猫に与える影響

多くのキャットフードの原材料欄に見られる「ビートパルプ」という材料があります。これは一体何なのでしょうか。

ここでは、キャットフードに含まれるビートパルプがどんな物なのか、猫にどんな影響を与えるのかをまとめていきます。使われている原材料にこだわってキャットフードを選びたい方のなら、「ビートパルプ」にも気をつける必要がありそうです。

Tjarko Busink

 

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キャットフードに含まれる「ビートパルプ」とは

http://pds.exblog.jp/pds/

私たちが普段使用してる砂糖類は、植物から抽出されています。代表的なのがテンサイ(ビート)や糖度の高い「砂糖大根」などです。

ビートパルプの正体は、これらの野菜から糖分や汁を搾り取った後の繊維質(カス)です。性質としては

・水分を含むと膨らむ
・水には解けない
・腸内を酸性に保つ(腸内環境維持)

というものが挙がります。これらのことから人間用のダイエット食品等にも使われている事もあり、気づかないうちに私たちも口にしている材料であると言えそうです。

しかし、猫にとっては良いことばかりではありません。体に合わない事もありますし、使われいるビートパルプが健康に悪影響を及ぼす劣悪な物だという場合も十分にあります。

 

ビートパルプが猫の与える悪影響

ビートパルプ キャットフード 影響

ビートパルプが猫に与える悪影響は以下のとおりです。

その猫によって症状の良し悪しはありますが、本来猫が取らなくても良い成分であることは間違いありません。もし症状が出ているのなら、ビートパルプを使っていないキャットフードに変えたほうが良いかもしれません。

便秘になる事がある

ビートパルプは水に溶けません。そのため、摂取すると便が硬くなり腸の中で動かなくなります。もし便が硬くウンチの回数が少ないようであれば、ビートパルプのせいかもしれません。

また、本当に相性が悪い猫だと便が固すぎる→便秘になる→出すときに肛門を傷つけて痔になる。という事もあります。痔になると痛みでウンチを我慢してしまうので、内臓に負担がかかります。出るものが出ないと嘔吐につながる可能性も。

 

内臓に負荷をかける事もある

本来猫が好んで食べているものではないので、体に合わず胃腸に負担をかける事もあります。子猫やシニア猫は内臓の機能が健康な成猫と比べ弱いので、当てはまる猫には食べさせない方が良いかもしれません。

硬くなった便は通常より長く腸内に止まります。その結果便が栓となりガスが外に出にくくなり腸内を圧迫することに繋がります。

 

ビートパルプの分、必要な栄養素が入ってこない恐れもある

食べる量のうち栄養価がゼロのビートパルプの分、栄養価が不足する恐れがあります。そうならないよう調整されているキャットフードもありますが、どれがそうなのか見極めるのは困難です。(例えば人間も、食事をこんにゃくに置き換えた分栄養が不足します。)

 

キャットフードに使われているビートパルプは…

これが一番恐ろしいのですが、残念ながらキャットフードに使われているビートパルプは、人間が口にするものほど安全でない場合が多いです。テンサイや砂糖大根から糖分を絞り出す時、残さず搾取するために「硫酸」を使用します。(機械では絞りきれない分を薬品の力でなんとかしている)

そして、硫酸がついたままの危ないビートパルプが、ペット用のご飯に転用されます。硫酸は、微量でも毎日摂取することにより内臓や神経に害を与えるので、内臓が生まれつき弱い子や老猫は避けたほうが無難でしょう。

 

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なぜキャットフードに含まれているのか

ビートパルプ キャットフード

ではなぜ、このようなビートパルプがキャットフードに含まれているのでしょうか。理由は大きく分けて三つ。猫の健康よりも飼い主の都合や売り上げのことを優先したキャットフードほど、配合されている傾向にあるようです。

・便を固めにするため

水分を吸収し水に溶けない。この性質のおかげで便が固めになります。その分トイレが汚れにくく、便の掃除を楽なる場合があります。硬くて丸い便がコロコロと切れて出てくる場合、ビートパルプのせいかもしれません。

・便の臭いが抑えられるため

便がお腹の中にとどまっている時間が長いため、腸内でガスがある程度出ています。そのため、出てきたウンチのにおいがあまりしません(個体差があります。)

・安く大量のキャットフードを作れるため

ビートパルプは安く大量に手に入る原材料の一つです。大手の激安キャットフードほどビートパルプは使われる傾向にあります。大量生産、マーケティング重視で猫の健康を二の次にしているとも捉えられるでしょう。

 

有名なキャットフードにも多く使われてるという現状

国産の有名キャットフードである「懐石シリーズ」やP&Gが発売している「アイムス」。

また、プレミアムフードと位置付けられている「ロイヤルカナン」にもビートパルプが使用されています。

〜有名、大手=質が良く高い分原材料にはこだわっている〜

というイメージですが、そうは言い切れないというのが現状です。

ビートパルプが入っているからいますぐ体を壊す。とまでは言えませんが、キャットフードを選ぶ際は、成分や原材料をよく確認してから購入したいものです。

 

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猫が慣れてしまう場合もある

生まれた時からビートパルプ入りのキャットフードを食べさせ続けているとどうなるか。これは、「便が硬いことが当たり前になってしまい、いざ良いキャットフードに変えると下痢になる。」というリスクがあります。

CHECK!

・猫のことを考えてプレミアムフードに切り替えたい
・病気になってしまい他のフードに変えなくてはならない

このような場合に、健康にウンチができないのはかわいそうですよね。一度それに慣れてしまい長い時間を過ごすと、少しづつ餌を切り替えても便秘が治らない子もいます。

できるだけ早い段階で、ビートパルプの入っていないキャットフードに切り替えたほうが無難かもしれません。

ピックアップ2

▶︎▶︎これが良くない!キャットフードの原材料で避けるべきもの6選

 

まとめ

matome point

・ビートパルプは便秘の原因となることも
・内臓に負荷をかけることがある
・本来猫には必要ない
・餌を良いものに切り替える際、下痢になってしまう可能性がある
・安く大量にキャットフードを作るための「傘まし材料」でもある

以上、キャットフードに含まれるビートパルプについてでした。絶対に健康を害する成分である!とまでは言えず、多くのキャットフードに含まれていることから、気にしない飼い主さんも多いのが現状です。

しかし、猫本来の食生活や愛猫の健康を考えるのなら、入っていないに越したことはありません。予算が許すのなら、傘まし原料が使われていない良質なキャットフードへ早急に切り替えることをおすすめします。

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