猫が餌を吐く原因は何?毎日吐くなら病気を疑ったほうが良い

猫ちゃんが食べた物や胃液を吐く所を見ると、とっても心配になりますよね。毛玉を月に1、2回程度、たまに吐く程度なら自然な事ですが、餌や胃液をを毎日、頻繁に吐くようならなにか原因があるのかもしれません。

猫ちゃんにとって「吐く」という事は、体調不良や深刻な病気にかかっているサインの場合も多いです。「たまたまでは?」と油断せず原因や、吐く症状が現れる病気の種類を知っておく事が必要になります。

ここでは「猫ちゃんが餌を吐く理由・吐く原因となりうる病気の種類」をまとめていきます。

参考としてお役に立てば幸いです。

Photo by Darren Johnson 

 

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胃や 腸などの「消化器の病気」が吐く原因になっているケース


Bryan Jones

吐くという事に直結しやすいのが、胃腸に関する病気です。特に胃腸炎や食道炎、腸閉塞などが嘔吐の原因として多いです。

ご飯を食べて間もないうちに吐くのであれば、胃腸炎や食道炎の疑いがあります。これらの病気にかかると、食道や胃に痛みが走り、食べてもすぐに吐いてしまいます。また、治療には点滴や投薬が必要になります。

食後から半日くらい経ってからの嘔吐であれば、おもちゃ等、食べてはいけない物を飲み込んで腸閉塞になっている可能性も有ります

この場合、嘔吐物からうんちの匂いがする事も多いです。吐いた時に誤飲した物が全て排出されれば良いですが、そうでなければ手術になる事もあります。

 

お腹に寄生虫がいるせいで吐く場合もある


Vivien Rolfe

寄生虫が体に住み着く事で、猫ちゃんが吐く事もあります。

よくあるのが回虫や条虫などが腸に寄生しているケースです。特に子猫は、寄生虫のせいで吐く事が多いです。嘔吐の症状と同時に下痢や食欲不振の症状が見られるなら、お腹に悪さをする虫がいるかもしれません。

腸に寄生している場合、虫下しを飲ませたりトイレを清潔にする事で解決する事が多いです。厄介なのは心臓にフィラリアという虫が寄生した場合です。突然吐き出したと思ったら、呼吸が荒くなりそのまま命を落とす。血管を通じて脳へ行き、神経以上を引き起こす。んな例もあります。

フィラリアは、予防薬を摂取させる事で寄生を防ぐ事ができます。もし検査の結果フィラリアがいたら、専用のお薬や手術などで虫を取り除く事が必要になります。

 

腎臓や膀胱などの「泌尿器系の病気」が吐く事に繋がる


John Benson

猫ちゃんの病気には「尿毒症」という嘔吐に繋がる病気があります。

この病気は腎臓や尿路疾患の結果なる事が多いです。尿毒症にかかってしまうと、体に必要のない物質を外に出す事ができず、吐いてしまう事につながります。

下部尿路疾患の場合はおしっこが出ない。腎不全の場合はおしっこの回数が増えるという特徴があります。もし吐く事に加えて体重が減ったり、おしっこの頻度に以上が見られるなら泌尿器の病気にかかっている可能性があります。

腎不全や下部尿路疾患は、両方とも一度かかると完治までに時間がかかります。(腎不全の場合は完治は不可能)病気のサインを見逃すと命に関わりますので、注意しましょう。

関連▶︎【猫の病気】原因は何?下部尿路疾患とキャトフードの関係性

関連▶︎猫が腎臓の病気になる時の原因と症状・飼い主が行える予防法

 

肝臓・膵臓などの調子が悪くても吐いてしまう


yasin turkoglu

体重が平均より重い猫ちゃんが嘔吐してしまうのであれば、肝臓や膵臓に何かしらの病気を抱えているのかもしれません。

肝臓の病気で吐く場合は、目周りや口の中もチェックしてみましょう。もし黄色っぽく変色していれば、肝臓に必要以上の脂肪がたまっていて、肝機能に以上をきたしている可能性があります。

そのほか、いつも活発だったのに一日中寝てばかりになった、下痢も一緒にするようになったのなら、肝炎や脂肪肝を疑ったほうが良いでしょう。

膵炎の場合、ほかの臓器の病気を併発する事が多いです。気づいた時にはあちこち病気になっていたという事もありえます。ご飯を食べない、体重が減った等の症状が現れます。

 

「糖尿病」も猫の嘔吐の原因に


Practical Cures

膵炎や肝炎などが原因となり引き起こされる病気です。血液中の糖が処理しきれず、体に残ってしまう状態に。こちらも太り気味の猫ちゃんがかかる事が多いです。

吐く事と同時におしっこの回数が多い・餌を早食いする・体重が減る・これらの症状がみられるなら糖尿病の疑いがあります。腎臓系の病気と症状が似ているので、素人目にはどちらが吐く原因になっているか分かりにくい事が多いです。

治療は、飼い主さんが毎日注射をする事が必要になります。こちらも、なってしまったら完治する事が難しい病気です。

関連▶︎猫の糖尿病、原因は何?特徴的な症状・予防する方法まとめ

 

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その他、猫ちゃんが吐く原因


Takashi Hososhima

食べ物以外のものをうっかり飲み込んだ
伝染病・ウィルス系の病気による体調不良
ストレス等、精神的なもの
単純に、毛玉を吐く行為だった
妊娠・出産に伴う子宮内の病気
腸周辺のリンパに腫瘍がある

などなど、猫ちゃんが吐く原因は多いです。特に猫が高齢であればあるほど、吐く事が病気のサインである可能性が高く、早急に治療が必要です。

上記の病気による症状を見てもらえれば分かる事ですが、

「嘔吐」+「おしっこの回数に異常・下痢・食欲不振・体重が減る・過度に太っている」

のように、吐く事に加えほかの症状がみられるならなんらかの病気にかかっている可能性が大きいです。病気によっては数日中に命を落としたり、その後の治療が遅れる・一生病気と付き合わなければならない・何て事にも十分なりえます。

 

猫が吐く時、特に要チェックな項目


Sarah Barker

吐き方や吐くタイミング・吐く物によって、ある程度ですが何が原因かがわかります。

吐くタイミングは?

ご飯を食べた後すぐ吐いてしまうなら、胃腸や食道の病気の可能性があります。反対に、数時間後に吐き出した場合は、食べてはいけない物を間違って飲み込んだ可能性があります。

吐き方は?

腎不全や異物を飲み込んだ事による嘔吐の場合、激しく吐くようになります。勢いがそれほどではない場合、胃腸炎やストレスの可能性がありますね。この場合、胃のなかが空っぽでも胃液や水まで吐き出してしまいます。

吐こうとしているけど吐けない

プラスチック系のゴミやビニール、絡みやすいおもちゃなどを飲み込んだ場合、吐きたくても吐けずに「おえっ」とえづくだけの場合もあります。

この症状は毛玉でもおこりますので、見分けるのが難しいです。繰り返すようなら異物を手術で取る必要があります。

熱がある・ぐったりしている

寄生虫やウィルスに感染している場合、体が抵抗しようと体温を上げます。下痢や嘔吐の症状も出るようなら、単なる風邪ではなく病気に感染している可能性があります。

おしっこの回数は?

前述の通り、尿の回数が多いと腎不全、少ないもしくは出ないなら下部尿路疾患の可能性があります。吐く+おしっこの異常なら、早めに病院へ連れて行ってあげましょう!

吐いた後の一日の様子は?

何の病気にもかかっておらず健康な場合でも、吐く事はあります。小さなゴミを飲み込んだ、悪臭を嗅いだ、毛玉が溜まっていた等です。

吐いた後、上記のような体調異常が見られないなら些細な事が原因だった場合もあります。

 

猫が頻繁に吐く場合にはどう対処すれば良いか


Tony Cyphert

ここまで読んでいただければ分かる通り、まずはすぐに病院へ連れて行きましょう。

大体の場合、目に見えないストレスや、飼い主が手出しできない内臓の病気によるものです。放っておいても自然には良くなりませんので、獣医さんの診断が必要になります。

吐く原因がわかったのなら、それらを排除する事が飼い主さんができる対応です。

キャットフードを療養用・適切なものに変える
注射は決められた時間にしっかり打つ
誤飲に繋がるものは床においておかない
水はいつも綺麗・新鮮なものを与える
適度に運動をさせ、肥満を防ぐ
定期的に病院で診断してもらう

治療には直接関われない分、これらの事くらいは丁寧に・毎日面倒を見てあげましょう!

 

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まとめ

このように猫にとって「吐く」という事は、「体が辛い」というSOSです。

毛玉をたまに吐く、くらいであれば生理現象の範囲ですが、日に何度も・毎日吐くのは明らかな体調不良です。

吐く以外におかしな点はないか?食欲はあるか?などしっかり確認し、早めに診てもらうのが一番。対処が遅れると取り返しのつかない事になります。

万が一があったら大変です。

吐いている所を見かけたら、油断せず病気を疑うのが飼い主さんの責任と言えるでしょう。

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